この春から短大に通い始めたひとり娘のユキに、同じサークルの上級生だと言う「彼氏」が出来たようで…。今時の若者にしては思いのほかしっかりとした、ハキハキと挨拶も出来る礼儀正しいその青年に、父親の私は、好感を持って接しておりました。月に何度か我が家を訪れては夕食を共にするようになっていたその「娘の彼氏」でしたが、先日、仕事から戻った父親の私に、娘のユキが思い詰めた表情でおかしな相談をしてきたのです…。
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この春から短大に通い始めたひとり娘のユキに、同じサークルの上級生だと言う「彼氏」が出来たようで…。今時の若者にしては思いのほかしっかりとした、ハキハキと挨拶も出来る礼儀正しいその青年に、父親の私は、好感を持って接しておりました。月に何度か我が家を訪れては夕食を共にするようになっていたその「娘の彼氏」でしたが、先日、仕事から戻った父親の私に、娘のユキが思い詰めた表情でおかしな相談をしてきたのです…。