痛くされるくらいが一番気持ちいいと、のっけから電マを使って欲しいと要望を出してきたあけみさん。複数の撮影スタッフに囲まれても物怖じする様子は全く無い。5月にSNSサイトで知り合った時は、まだ某印刷会社の正社員をしていて、3年間続いた彼氏と別れて落ち込んでいて、務めていた会社でも度々の部署異動で職場の人間関係にも少し疲れてしまったらしく「転職したいなー」という内容がよく日記に書いてあった。趣味はネイルアートで、初めて部屋に入れてくれた際に腕前を披露してくれた。いつも日記のおまけ程度に「作品」の写メが載せてあったが、目の前で迷いなくマニキュアの上に装飾していく様子は、素人目にはプロのように見えてしまった。実際、日記の写真を見てネイルの依頼が入ってくることが何度かあったらしく、休暇を使って遊びついでにタダでしてあげることもあるらしい。そっちのプロに転向すればいいんじゃないかと薦めてみると、興味はあっても一般の店では契約社員という扱いがほとんどで、身分が安定しない業界らしく、収入も今よりもだいぶ低くなってしまうらしい。「自分の店を持てるくらいお金があればそっこーで辞めるんだけど」とその時は笑っていたが、それから2カ月後の日記に「会社を辞めた」と書かれていた。転職の為ではなく、会社でのストレスが原因らしい。「しばらく貯金を食い潰す日々になりそう」とプー太郎上等の構えだったので、どうせ辞めたのならと思い切って誘いを掛けてみた。育ちの良さそうな綺麗な顔立ちでいながら、元彼に開発されたのかマゾ気質を持つギャップがエロかった。少し考えさせて欲しいとその場では流れたが、先日彼女から「話だけ聞いてみたい」というメッセージが届いた。
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